介護報酬2.27%減額決定 - 本格的にロコモ予防に取り組もう!
ロコモ予防隊メンバーの「ディア」です。
今日は少しカタいお話を。
介護保険制度の大きな改革は、だいたい3年に1度のペースで行われています。
2015年4月から、介護報酬が2.27%下がることが決定しました。
これは9年ぶりのマイナスになります。
~介護報酬(かいごほうしゅう)とは、介護保険が適用される介護サービスにおいて、そのサービスを提供した事業所・施設に対価として支払われる報酬である。~
今回の改訂では
介護職の賃金に1.65%の上乗せ(千数百億円)、介護の必要度が高い人や認知症の人への手厚いケアを行う施設を増やすために介護報酬として0.56%の手当てをする一方で、サービス単価は4.48%下がり、特に特別養護老人ホームやデイサービスは大幅に下がる予定です。
2015年の改正のポイントは、「介護の必要度が高い人や認知症の人への手厚いケア」というところになりそうです。
その部分を担う事業者を増やすための取り組みに重点が置かれる半面、特別養護老人ホームやデイサービスは事業運営に工夫が必要になり、サービスの継続が難しくなるところが出てくるかもしれません。
「介護の必要度は低いけれど、必要であることに変わりはない。」
そのような方の利用希望が増加するスピードと、事業者の提供枠が拡がるスピードとが、比例していないのが現状。今後はもっとその乖離が大きくなることも予想されます。
ということは、個人の「介護予防」管理がますますキーポイントに
なってきますね。
いきなり介護が必要な状況になる場合より、徐々に身体が衰えていくことが多いので、少しでも長く身体が衰えるスピードを遅らせて、なるべくなら介護が必要な状態、つまり「ロコモ」にならないようにしていくためにも、日々の運動はかかせなくなってきます。
手軽に自宅でロコモ体操ができる「ロコモ先生」の必要性をもっと多くの人に知っていただきたいなと思っています。
「継続は力なり」、日々のコツコツ運動が将来の健康につながるので、
私はまだまだ大丈夫!と思っている方にもぜひ意識して取り組んでほしいです。
これからの時代、予防は「遊び」ではなく「本格的」に取り組むもの。
ぜひ今日から始めてみましょう!